北海道で求人数の多い職種は?

北海道の求人有効倍率は、全国的にみるとやや低めになっています。また、賃金も全国平均と比べて低くなっているようです。

北海道の求人で需要がある職種として一番多いのは医療と福祉系です。この2つは全国的に見ても需要が年々増加している職種ですが、地域格差のある北海道の過疎地域では、労働者不足が深刻な状況となっており、医療と福祉系の労働環境の改善は急務だといわれています。

また、その他の求人数の多い職種として、北海道新幹線の開発に伴った土木や建築などの技術系が目立ちます。札幌までの延伸は、これからが本場となるでしょう。昨年に北海道新幹線が開通した函館では、現在ホテルの新規開発が進み、観光客が増加して賑わっています。今後、函館市内及び、道南地方でも同じように、観光やホテルなどのサービス業の求人が増えることが予想されるでしょう。

しかし、需要が伸びている職種とは裏腹に、北海道全体で事務系などのデスクワークは、有効求人数が低くなっています。就職活動をする場合、希望する職種次第では、就職活動が難しくなってしまう可能性があります。もし、北海道内に移住やIターンなどを考えて、就職活動をする予定のある人は、事前に医療や介護分野の資格取得をしておくと安心かもしれません。医療や介護系の資格を持っておくと、北海道のどの地域でも就職活動を有利に進められます。

住みたい都道府県ランキングではいつも上位に入っている北海道に移住をし、仕事をする場合は、需要のある職種を見極めて転職活動に励む方が効率的だと思います。